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夏目漱石作品赏析:《梦十夜》之第四夜(中日对照)

作者:来源  来源:考试大   更新:2015-7-8 15:32:50  点击:  切换到繁體中文

 

日文:


広い土間の真中に涼み台のようなものを据えて、その周囲に小さい床几が並べてある。台は黒光りに光っている。片隅には四角な膳を前に置いて爺さんが一人で酒を飲んでいる。肴は煮しめらしい。


爺さんは酒の加減でなかなか赤くなっている。その上顔中つやつやして皺と云うほどのものはどこにも見当らない。ただ白い髯をありたけ生やしているから年寄と云う事だけはわかる。自分は子供ながら、この爺さんの年はいくつなんだろうと思った。ところへ裏の筧から手桶に水を汲んで来た神さんが、前垂で手を拭きながら、


「御爺さんはいくつかね」と聞いた。爺さんは頬張った煮〆を呑み込んで、


「いくつか忘れたよ」と澄ましていた。神さんは拭いた手を、細い帯の間に挟んで横から爺さんの顔を見て立っていた。爺さんは茶碗のような大きなもので酒をぐいと飲んで、そうして、ふうと長い息を白い髯の間から吹き出した。すると神さんが、


「御爺さんの家はどこかね」と聞いた。爺さんは長い息を途中で切って、


「臍の奥だよ」と云った。神さんは手を細い帯の間に突込んだまま、


「どこへ行くかね」とまた聞いた。すると爺さんが、また茶碗のような大きなもので熱い酒をぐいと飲んで前のような息をふうと吹いて、


「あっちへ行くよ」と云った。


「真直かい」と神さんが聞いた時、ふうと吹いた息が、障子を通り越して柳の下を抜けて、河原の方へ真直に行った。


爺さんが表へ出た。自分も後から出た。爺さんの腰に小さい瓢箪がぶら下がっている。肩から四角な箱を腋の下へ釣るしている。浅黄の股引を穿いて、浅黄の袖無しを着ている。足袋だけが黄色い。何だか皮で作った足袋のように見えた。


爺さんが真直に柳の下まで来た。柳の下に子供が三四人いた。爺さんは笑いながら腰から浅黄の手拭を出した。それを肝心綯のように細長く綯った。そうして地面の真中に置いた。それから手拭の周囲に、大きな丸い輪を描いた。しまいに肩にかけた箱の中から真鍮で製らえた飴屋の笛を出した。


「今にその手拭が蛇になるから、見ておろう。見ておろう」と繰返して云った。


子供は一生懸命に手拭を見ていた。自分も見ていた。


「見ておろう、見ておろう、好いか」と云いながら爺さんが笛を吹いて、輪の上をぐるぐる廻り出した。自分は手拭ばかり見ていた。けれども手拭はいっこう動かなかった。


爺さんは笛をぴいぴい吹いた。そうして輪の上を何遍も廻った。草鞋を爪立てるように、抜足をするように、手拭に遠慮をするように、廻った。怖そうにも見えた。面白そうにもあった。


やがて爺さんは笛をぴたりとやめた。そうして、肩に掛けた箱の口を開けて、手拭の首を、ちょいと撮んで、ぽっと放り込んだ。


「こうしておくと、箱の中で蛇になる。今に見せてやる。今に見せてやる」と云いながら、爺さんが真直に歩き出した。柳の下を抜けて、細い路を真直に下りて行った。自分は蛇が見たいから、細い道をどこまでも追いて行った。爺さんは時々「今になる」と云ったり、「蛇になる」と云ったりして歩いて行く。しまいには、


「今になる、蛇になる、


きっとなる、笛が鳴る、」


と唄いながら、とうとう河の岸へ出た。橋も舟もないから、ここで休んで箱の中の蛇を見せるだろうと思っていると、爺さんはざぶざぶ河の中へ這入り出した。始めは膝くらいの深さであったが、だんだん腰から、胸の方まで水に浸って見えなくなる。それでも爺さんは


「深くなる、夜になる、


真直になる」


と唄いながら、どこまでも真直に歩いて行った。そうして髯も顔も頭も頭巾もまるで見えなくなってしまった。


自分は爺さんが向岸へ上がった時に、蛇を見せるだろうと思って、蘆の鳴る所に立って、たった一人いつまでも待っていた。けれども爺さんは、とうとう上がって来なかった。


中文:


广阔的水泥地中央,搁置着一个类似纳凉用的长凳,四周并排着几个小折凳。长凳黑得发亮。一隅有个老爹坐在四方形的膳台前,自斟自饮。下酒菜好像是红烧鱼肉。


老爹酒酣耳热,脸上已泛起红晕。而且他的脸光滑细腻,看不出有一丝皱纹。只是那一大把银白鬍鬚,透露出他是个上了年纪的老爹而已。我虽只是个孩子,却对老爹的年纪萌生兴趣。这时,在后屋自水管引水进提桶的大娘走了过来,在围裙上边擦手边问老爹:


「阿伯您几岁了?」


老爹吞下含在嘴裡的酒菜,装模作样地说:


「我也忘了。」


大娘把擦乾的手夹在细长的腰带中,立在一旁仔细观看老爹的脸。老爹用饭碗大的容器大口大口地乾酒,然后从银白的长鬚间唿出一口长长的大气。大娘再问:


「阿伯您住在哪裡?」


老爹停止唿气,回说:


「肚脐裡头。」


大娘依旧将手夹在腰带中,继续问:


「您是要到哪裡去呢?」


老爹又用那个饭碗般的容器喝下一碗热酒,再像方才那样唿出一口大气,才回说:


「去那边。」


「直走吗?」大娘再问时,老爹唿出的气息,已越过纸窗穿过柳树下,一直线飞到河滩边。


老爹走到外头。我也紧跟其后。老爹腰下繫着一个小葫芦。肩上挂着一个四方形盒子垂在腋下。穿着一件浅黄的窄长裤与浅黄的无袖背心。布袜是黄色的。看上去像是兽皮做的。


老爹笔直走到柳树下。柳树下有叁、四个孩子在。老爹边笑边从腰间取出一条浅黄手巾。再将手巾捻成一条细绳,放在地面中央。然后在手巾四周画了个大圆圈。最后从腋下的盒子拿出一个糖果店吹的那种黄铜哨子。


「看好喔!这条手巾会变成一条蛇,看好喔!」老爹反覆说着。


孩子们目不转睛地盯着手巾看。我也在一旁盯看着。


「看好喔!看好喔!好了吗?」老爹边说边吹起哨子,又在圆圈上来回转着。我一直盯看着手巾,可是手巾却纹风不动。


老爹一直在哔哔地吹着哨子。也在圆圈上转了好几圈。他垫起草鞋鞋尖、蹑手蹑脚地、回避着手巾似地不停绕圈子。看起来有点可怕,又很有趣。


然后老爹停住吹哨子。再打开垂挂在肩上的盒子,抓住手巾一角,迅速地抛进盒裡。


「这样放进盒子裡,手巾会变成蛇。等一下再给你们看!等一下再给你们看!」老爹边说边迈开脚步。


他穿过柳树,笔直走下小径。老爹边走边说着:「等一下会变」、「手巾会变蛇」,最后竟唱起歌来。


「等一下会变,手巾变成蛇 一定会变,哨子会响」


老爹唱着唱着,终于走到河滩。河滩没有桥也没有船,我以为他可能会在此地休息,再给我们看盒子裡的蛇。可是他竟然哗啦哗啦地走入河裡。起初水深及膝,然后逐渐淹过腰部,最后胸部也浸在水中。可是老爹仍在唱着:


「变深了,夜晚了 变成一条直直的路」


老爹依旧往前走去。然后,鬍子、脸、头、头巾都消失了。


我以为老爹渡河到对岸上时,会给我们看盒子裡的蛇,所以一直站在沙沙作响的芦草丛中等候着。一个人孤单地一直等候着。可是,老爹却始终没有上岸。


 

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