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夏目漱石作品赏析:《梦十夜》之第八夜(中日对照)

作者:来源  来源:考试大   更新:2015-7-8 15:32:49  点击:  切换到繁體中文

 

日文:


床屋の敷居を跨いだら、白い着物を着てかたまっていた三四人が、一度にいらっしゃいと云った。


真中に立って見廻すと、四角な部屋である。窓が二方に開いて、残る二方に鏡が懸っている。鏡の数を勘定したら六つあった。


自分はその一つの前へ来て腰をおろした。すると御尻がぶくりと云った。よほど坐り心地が好くできた椅子である。鏡には自分の顔が立派に映った。顔の後には窓が見えた。それから帳場格子が斜に見えた。格子の中には人がいなかった。窓の外を通る往来の人の腰から上がよく見えた。


庄太郎が女を連れて通る。庄太郎はいつの間にかパナマの帽子を買って被っている。女もいつの間に拵らえたものやら。ちょっと解らない。双方とも得意のようであった。よく女の顔を見ようと思ううちに通り過ぎてしまった。


豆腐屋が喇叭を吹いて通った。喇叭を口へあてがっているんで、頬ぺたが蜂に螫されたように膨れていた。膨れたまんまで通り越したものだから、気がかりでたまらない。生涯蜂に螫されているように思う。


芸者が出た。まだ御化粧をしていない。島田の根が緩んで、何だか頭に締りがない。顔も寝ぼけている。色沢が気の毒なほど悪い。それで御辞儀をして、どうも何とかですと云ったが、相手はどうしても鏡の中へ出て来ない。


すると白い着物を着た大きな男が、自分の後ろへ来て、鋏と櫛を持って自分の頭を眺め出した。自分は薄い髭を捩って、どうだろう物になるだろうかと尋ねた。白い男は、何にも云わずに、手に持った琥珀色の櫛で軽く自分の頭を叩いた。


「さあ、頭もだが、どうだろう、物になるだろうか」と自分は白い男に聞いた。白い男はやはり何も答えずに、ちゃきちゃきと鋏を鳴らし始めた。


鏡に映る影を一つ残らず見るつもりで眼を睁っていたが、鋏の鳴るたんびに黒い毛が飛んで来るので、恐ろしくなって、やがて眼を閉じた。すると白い男が、こう云った。


「旦那は表の金魚売を御覧なすったか」


自分は見ないと云った。白い男はそれぎりで、しきりと鋏を鳴らしていた。すると突然大きな声で危険と云ったものがある。はっと眼を開けると、白い男の袖の下に自転車の輪が見えた。人力の梶棒が見えた。と思うと、白い男が両手で自分の頭を押えてうんと横へ向けた。自転車と人力車はまるで見えなくなった。鋏の音がちゃきちゃきする。


やがて、白い男は自分の横へ廻って、耳の所を刈り始めた。毛が前の方へ飛ばなくなったから、安心して眼を開けた。粟餅や、餅やあ、餅や、と云う声がすぐ、そこでする。小さい杵をわざと臼へあてて、拍子を取って餅を搗いている。粟餅屋は子供の時に見たばかりだから、ちょっと様子が見たい。けれども粟餅屋はけっして鏡の中に出て来ない。ただ餅を搗く音だけする。


自分はあるたけの視力で鏡の角を覗き込むようにして見た。すると帳場格子のうちに、いつの間にか一人の女が坐っている。色の浅黒い眉毛の濃い大柄な女で、髪を銀杏返しに結って、黒繻子の半襟のかかった素袷で、立膝のまま、札の勘定をしている。札は十円札らしい。女は長い睫を伏せて薄い唇を結んで一生懸命に、札の数を読んでいるが、その読み方がいかにも早い。しかも札の数はどこまで行っても尽きる様子がない。膝の上に乗っているのはたかだか百枚ぐらいだが、その百枚がいつまで勘定しても百枚である。


自分は茫然としてこの女の顔と十円札を見つめていた。すると耳の元で白い男が大きな声で「洗いましょう」と云った。ちょうどうまい折だから、椅子から立ち上がるや否や、帳場格子の方をふり返って見た。けれども格子のうちには女も札も何にも見えなかった。


代を払って表へ出ると、門口の左側に、小判なりの桶が五つばかり並べてあって、その中に赤い金魚や、斑入の金魚や、痩せた金魚や、肥った金魚がたくさん入れてあった。そうして金魚売がその後にいた。金魚売は自分の前に並べた金魚を見つめたまま、頬杖を突いて、じっとしている。騒がしい往来の活動にはほとんど心を留めていない。自分はしばらく立ってこの金魚売を眺めていた。けれども自分が眺めている間、金魚売はちっとも動かなかった。


中文:


跨进理髮店门槛时,叁、四个穿着白色制服的员工异口同声地喊着欢迎光临。


我站在理髮店中央环顾四周,这是一间四方形的房间。两边有窗,另两边挂着镜子。数了数,共有六面镜子。


我坐到其中一面镜子前,刚坐下椅子就发出噗嗤声。看来这是张挺舒服的椅子。镜子清晰地映照出我的脸。镜中的脸后,可见窗户,也可见斜后方的柜台。柜台裡没有人。倒是窗外来来往往的行人的上半身,看得很清楚。


我看到庄太郎带着一个女人走过。他戴着一顶不知何时买回的巴拿马草帽。那女人也不知何时钓上的。两人看上去一脸春风得意的样子。本想再仔细瞧瞧女人长得什么模样,可惜两人已走远了。


再来是豆腐小贩吹着喇叭经过。他把喇叭含在嘴裡,因此双颊像被蜜蜂螯过似地鼓得肿肿的。正因为鼓着双颊经过,害我老挂在心上,总觉得他这辈子一直像被蜜蜂螯到一样。


有个艺妓出来了。脸上还没上妆。本梳成岛田髻的髮型也鬆落了,看起来懒懒散散的样子。不但睡眼惺忪,脸色也非常苍白。我向她点了个头,道了几句寒喧话,可惜对方老是不出现在镜中。


然后有个穿着白色制服的高大男子,来到我身后,他手持梳子剪刀,仔细地端详着我的脑袋。我捻着下巴上的薄鬚,问他:怎样?能不能剪成个样子?


白衣男子,不发一言,只用手中的琥珀色梳子轻轻敲着我的头。


「头呢?能不能理成个样子?」我再问白衣男子。


白衣男子依然不回话,喀嚓喀嚓地开始动剪。


我睁大着双眼,本不想遗漏任何镜中的镜头的,可是剪刀每一响,就会有黑髮落在眼前,担心黑髮掉进眼裡,只得闭上眼。岂知白衣男子竟在这时开口:


「先生,你看到外面那卖金鱼的吗?」


我回说,没瞧见。他也就没再开口,继续操作着剪刀。突然我听到有人在大喊危险。赶忙睁开双眼。只见白衣男子的衣袖下出现一个脚踏车轮子。也看到人力车的车把。才刚看到,白衣男子即双手抓住我的头,把我的头扭向别处。脚踏车及人力车都消失了。耳边又响起剪刀的喀嚓喀嚓声。


不久,白衣男子绕到我旁边,开始剃起耳朵旁的头髮。头髮不再在眼前乱舞,我安心地睁开眼。外面传来粟糕啊、糕啊、糕啊的叫卖声。卖糕的特意将小杵击在臼上,配合着叫卖声拍子在捣糕。我因为只在儿时曾看过卖粟糕的,所以很想再看一眼,可是卖糕小贩却不肯出现在镜中。我只听得见捣糕声。


我将全部视力集中在镜角。发现柜台内不知何时坐了一个女子。肤色微黑,浓眉大眼,身材高大,头上梳了个银杏髮,穿着一件黑缎白领有衬裡的和服,半蹲半坐地正在数钞票。好像是十元钞票。女子垂下长长的睫毛,抿着双唇,专心数着钞票,而且数得很快。可是那叠钞票竟像是永远都数不完似的。膝上那叠钞票,看上去至少有百张以上,一百张钞票再怎么数应该也还是一百张才对。


我茫然地盯视着女子与十元钞票。突然耳畔响起白衣男子大声的吆喝:「洗头吧!」这正是个好机会,于是我从椅子上站起来,顺便回头看了一下柜台。岂知柜台内不但没有女子的身姿,也没有十元钞票。


付了钱,走出店外,我看到门口左侧并排着五个椭圆形木桶,裡面有许多红色的金鱼、有斑纹的金鱼、瘦骨嶙峋的金鱼、肥金鱼。金鱼贩站在木桶后方。他托着腮,目不转睛地望着眼前的金鱼,完全不为四周的喧哗景物所动。我看了一会儿金鱼贩。可是在我盯看着他的当儿,他依旧纹风不动。


 

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